お風呂からあがろうとした際、中腰姿勢で腰に激痛が発生した30代の女性。
くしゃみをした時も腰に激痛が走る様子。
痛みを感じるため、片足を引きずるように来院。
ぎっくり腰の場合はまずその痛みの強さからベッドで横になれないことも多々あります。
そういった時は無理してベッドで施術する必要はなく、待合室で楽な姿勢を探して施術を開始します。
座ることはできたため待合の椅子に座っていただく。
立ち上がるのもつらそうだったので、まずは座った状態でできることをやってみる。
座位の状態で後屈は可能だが、前屈が全くできない。痛みが出るのは腰椎の真ん中あたり。
とりあえず前屈痛が和らぐポイントを探っていく。
すると足首のワンポイントで痛みがが和らぐ場所を発見。
待合室で座ったまま、その足首のポイントを1分ほど刺激。やや強め。
その後、もう一度前屈していただくとかなり痛みが改善。
ロイヤルトップを貼って、今度はベッドに移動していただく。
仰向けができるようになったのでゆっくり寝ていただき、両膝倒し検査。
左右ともある程度は倒せるが、途中で痛みが発現。
「痛みが強い時は、その部分(今回は腰)はそっとしておきましょう」
患者さんにそう説明し、納得していただいてから両腕の調整をしてみる。
左腕ねじり+引きがかなり気持ち良いとのことだったので、患者さんの心地よさに任せてしばらく調整。
味わってもらうこと4分くらいでしょうか・・。
かなり溜まってた様子。
しかしながら調整の途中で痛みが抜ける感覚があったので、再度膝倒しでチェック!
患者さんも実感できる改善で、痛みは7割減ったとのこと。ちょっと私も驚き。。^^
本日はそのまま帰宅となりました。よかったよかった。
2日後に来院。
くしゃみした際の痛みは激減。ただ、全体の痛みは前回施術終了時の7割減から5割減まで戻ったそう。
それで十分でしょう!と早速施術開始。
ベッドでのうつ伏せが可能となったため本日より電気施術開始。
高周波施術器を15分かける。
その後、大腿部、下腿部を少しばかりほぐし、仰向けになったところで前回同様腕の調整を入れる。
今回は左右ともやってみる。
やはりねじり+引きの調整が心地良いよう・・・。
今回は時間が短くそれぞれ45秒くらい。
その後痛みの再検査ではなんと痛み『0』。
今回の施術はここで終了。
今後の可能性として、このまま良くなっていく場合と、やはり多少なりとも痛みが戻る可能性も説明して、次回予約をとっていただきおかえりになりました。
最近、やたらとぎっくり腰の患者さんが多いですが、足首の調整と腕の調整でかなり良い結果を得ています。
ポイントは少しでも痛みが変化する場所を見つけてあげる事。
それさえ見つければ、痛みの強いぎっくり腰でも突破口となります。
よかったよかった。。。
続けて来院。
施術終了後はいつも痛みは0に近いのだが、ある程度時間が経つと痛みが戻るようです。
こういった場合のほとんどは、まだ他に何か原因があるはず。
いろいろやってみた結果、右の腸腰筋(大腰筋)がおかしい。
なかなか奥深い筋肉ですが、アプローチを試みる。
調整後、座位での前屈、後屈、捻転全てOK!
かなりの効果を感じる。
ただまだしかし、ベッドがから立ち上がる際少し違和感が出てるようでしたので、それも調整。
施術後はスッっと立てるようになりました。
そこでテーピング貼って効果の継続を狙う。
続けて来院。
腰の調子をうかがってみると、かなり良くなっている様子。
今回の施術は、前回発見した腸腰筋、大腰筋付近の調整を重点的に行う。
前回しっかり説明をしたため、スムーズに施術が進む。
終わるころにはすっかり良くなって完治!でした。
よかったよかった。。
・初回来院時は簡単に横になれないので、まずは待合の椅子に座ったまま足首の調整。
・横になれるようになったら膝倒し検査後、両肩のねじり調整。電気療法開始。
・この時点で痛み7割減だが、翌日になるとまた少し戻る。
・根本的な原因を探るため追加検査で、腸腰筋、大腰筋の動きの悪さを予想。
・そこを集中的に調整することで、ほぼ完治。
ぎっくり腰とは、普段の骨格の歪みや疲れに対して、耐え切れなくなった痛みが一気に噴出するような感じです。
今回の患者さんには、その方に合ったストレッチ法を指導して、予防・管理・セルフケアの大切さをお伝えして施術を終えました。
よかったよかった。。
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