腰痛に対する考え方は、2012年に発行された「腰痛診療ガイドライン」に基づき、従来の「生物学的（物理的・構造的）損傷」という機械的なモデルから脱却し、様々な要因によって生じる「生物・心理・社会的疼痛症候群」として腰痛をとらえる事となってきています。

簡単に説明しますと、これからの腰痛治療はヘルニアや脊柱管狭窄症といった身体的病変のみならず、腰痛の背景に隠された心理社会的側面にも焦点を当て、心身両面にわたる多角的なアプローチが必要となってきているということです。

腰痛診療ガイドラインとは？

2012年に日本整形外科学会と日本腰痛学会の監修による「腰痛診療ガイドライン2012」（参考文献1)（以下、ガイドライン）が発行された。これは、腰痛診療ガイドライン策定委員会委員長を務めた福島県立医科大学会津医療センター準備室整形外科教授の白土修氏ほか、多くの人々の努力によりまとめられたものである。
日経メディカル

①腰痛診療ガイドラインにおける腰痛（ぎっくり腰）に対する考え方

ぎっくり腰の急性期は従来の安静臥床という考えから積極活動へ。

腰痛（ぎっくり腰）=安静に。

この定義が当たり前のように皆さんに浸透していると思います。腰痛（ぎっくり腰）を起こした時はとにかく動かずゆっくり寝ていよう・・・。

いえ！最新の診療ガイドラインでは、その豊富なデータ、研究から新しい定義が発表されています。

②要約すると

「腰痛（ぎっくり腰）になっても恐れずに、仕事もできるだけ休まず動ける範囲で構いませんから動いていきましょう！」ということです。

腰痛患者に安静を指示するより、痛みに応じて活動性を維持させることが機能回復や再発予防に有効であるとした点だ。さらに、安静を指示することは患者の不安を助長し、腰を過度に守ろうとする回避行動を生み、腰痛の再発や慢性化につながるとの指摘もある。
最新ガイドラインが「腰痛への安静は推奨しない」と明記

意外だと思われますが、これが今の腰痛治療の考え方です。
全く動けないほどの痛みはさすがに安静が必要ですが、それも最初の２日目までです。
３日目からは少しずつ動いていくのが良いでしょう。

昨今、腰痛治療に対する考え方は世界的に変換してきております。
あたご整骨院では最新の腰痛診療ガイドラインを正しくお伝えすることを心がけています。

③痛みのメカニズム

引き起こされる腰の痛みは、血液循環が悪くなり、筋肉が酸欠状態になることで発痛物質を放出し、周囲の神経に発痛物質が受容されることで起こります。

したがって、ちょっと腰が痛んだり重苦しく感じたときは、その都度、腰をさすったり軽く体を動かして血行を促し、筋肉の緊張をほぐしましょう。

腰痛は慢性化させてしまうと大変面倒ですので、正しい姿勢を意識したり、適度な運動を取り入れ腰を冷やさないようにするなど日頃からの注意が必要です。

高知市あたご整骨院の腰痛の施術法

当院は最新の医療機器と、人の手による施術に重点をおいております。

手技療法によって筋肉を緩めたり、硬くなってしまっている関節を動かしたりすることで筋肉の酸欠状態を解消し、患者さま本人が持っている自然治癒力を高め、痛みの改善・痛みの予防を目指しています。

必要に応じてテープ療法や骨盤・背骨の調整を行います。

施術を受けた患者さんの声

あたご整骨院で腰痛施術を実際にうけられた患者さんの声をここでご紹介します。
ご参考になさってください。