朝起きたら首が痛くて回らない・・。動かせない。動かそうとすると激痛が走る・・。
皆さんも一度くらいはこのような経験がおありではないでしょうか?
いわゆる「ねちがえ」という状態ですね。
あたご整骨院でも、寝違えを起こして来院される方がたくさんいらっしゃいます。
特に季節の変わり目や、夏の暑い時期に多いようです。
寝違えは、ある朝突然発生するように思われがちですが、実際はそうではありません。
寝違えが起こる時は、必ずと言っていいほど体に前兆が現れています。
一番多いのは「疲労」です。
言ってしまえば簡単な話なのですが、身体が疲労しているときは血流が減り筋肉もかたくなり緊張します。
カチコチの状態で夜寝てしまっているのです。
かた~いものを無理に動かそうとすると当然ヒビや亀裂が入ります。
それが筋肉レベルで起こるのが寝違えです。
寝違えを起こした時に気をつけていただきたい注意点があります。順番にチェックして行きましょう。
寝違えを起こした時、「固く凝り固まっているからマッサージでほぐそう」と考える方が多いと思いますが、これはNGです。
むしろ逆効果となり、痛みを増幅させる危険性もあります。
ご自身が寝違いを起こした時はもちろんですが、家族が友人がなってしまった時に良かれと思って
「首痛いの?マッサージしてあげる~(*'▽')」
も、控えて下さいね。
あともう一つ大切なことがあります。
みなさんやりがちなのですが、「どの方向を向いたら、どれくらい向いたら痛みが出るだろう??」
と、自分でどんどん動かしてしまいます。これもNGです。
寝違えを起こしたときは、痛みの出ない方向にのみ、首を動かしましょう。
もし、「どの方向向いても痛い」というのであれば、一番痛みが楽なところで安静にしておきましょう。時には頸椎カラーといって固定具も有効です。
強い寝違えの時などは筋肉に炎症を起こしている場合があります。
そういった時は夜のお酒をいつもより控えめにしてください。
アルコールの作用でさらに炎症作用を強く引き起こし治りにくくなる可能性があります。
早く治すためには体の自然治癒力アップしないといけません。
痛みがある時は、いつもより早めに暖かい布団で休んでください。
「寝違えくらい自分で治してやる!」とお考えの方にはこちらの方法をお勧めします。^^
無理のない範囲でお試しくださいませ。^^
①椅子に座って可能な範囲で背筋を伸ばします。
②背筋を伸ばすイメージで首の痛い側の腕を後ろに引き上げて引ききったところで10秒間そのポーズを保ちます。
ポイント!
腕を引く(肩関節 伸展という動き)動作のとき、
身体を捻(ねじ)る動きは多少入っても構いませんが、背中はあまり丸くならないように注意しましょう!!
ただし、必ず痛みや違和感が出ない範囲でおこなってください。
目安回数 10回
①椅子に座ります。首の痛い側の手を腰のベルトの位置にあてます。
②反対側の腕は、場所があれば椅子の縁の後ろの方を軽くつかみます。
※ 椅子などの縁をつかむことが効果アップにつながります。
「つかむところがない」
「つかむと違和感・痛みが出る」
という人は椅子などの縁はつかまなくても構いません。
③腰にまわした側の肘を内側(背骨に近づけるように)に引いていきます。
引ききったところで10秒間その体勢を保ちます。
ここまでを痛みがなく行えれば、それだけでも「寝違え」の症状が解消されます。
①寝違えを起こしたら痛い方向を向かずに安静に
②自分で叩いたり揉んだりしない
③布団から肩がはみ出したりしないよう体を良く温める。
④日頃から身体を冷やさないよう心掛ける
一度起こしてしまうと日常生活の支障の出る寝違え。
もちろん放っておいても時間の経過とともに治ります。
しかしながら、仕事や部活動などでできる限り早期の治癒が必要な場面もあると思います。
そのような時には、ぜひあたご整骨院をご利用下さい。できる限りのお手伝いをさせていただきます。
しかしながら・・・できることなら
「寝違えを起こさないよう、疲労をためずに、身体を冷やさない健やかな毎日をお過ごしください」
これが一番の大切な事でした。^^